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ドイツ主要幹線ではICE(Inter City Express)に多くが「格上げ」されてすっかりお株を奪われた
感じであるが、ICEを補完する立場、或いはICEが運行されない線区に於いては
客車特急IC(Inter City)はまだまだ健在。幹線を毎時ヘッドで運行する形態は
日本のエル特急のモデルになったともされ、同一ホームで異なる方向のIC同士で
乗継を最大限考慮したダイヤ構成は、近鉄特急などが参考にしたのではないだろうか。
その形態は、ICEに引き継がれている。

牽引(場合によっては推進)する機関車はかつての名車103型の後継、101型電機で
ICEが走る高速新線も200km/hで運行する。
客車の塗装は、近年になってICEと同様のカラーに改められたようだ。
写真の列車の客車最後部は昔ながら?のスタイルであるが高速で推進可能な101型電機の
登場(1996年)後は、流線型タイプの制御運転室つきの車両(列車)も多く、
先頭を切って疾走している。

ICEも良いけれど客車列車であるICの移動は、より深くドイツの列車旅の気分を
盛り上げてくれるようで捨て難く思う。

写真はドイツ西部Munsterからベルリンへ向かうIC2447列車。ヴォルフスブルグから
ベルリンへはICEと同じ高速新線を走行する。

Wolfsburg駅にて 2006-12-23撮影