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           複々線区間を往く。1982.1.1



この7月、京阪特急の旧3000系(現:8030系)が40周年を迎えました。

小学校の6年間を京阪沿線で過ごした私にとっては、当時京都の七条と
大阪の京橋の間、ノンストップで運行されていた赤い特急電車はある意味
身近で見かけながらも”雲の上の存在”でもありました。
京都へ遠足へ行き、当時のターミナルだった三条駅で大阪市内の小学生が
特急で帰るのを見て、嫉妬心を覚えたものです(笑)

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           先代特急の1900系と。京橋にて 1982.1.1



初めてみた3000系は、高架化以前の守口にあった車庫に留置されていた姿。
153系の低運転台車のような、曲線の入った前面の窓の顔は子供心にかっこいいなぁと
思いました。


なんとか親にねだって、京都へ行く際へ淀屋橋まで戻って特急に乗せてもらった
時は、新幹線で東京へ行く事と同じくらいの興奮を覚えたように思います。
座席の自動転換装置や”目玉商品”だったテレビカー、座席ごとにスイッチ入/切出来る
スピーカーが装備されていたのが珍しく思いました。

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           京都市内、鴨川べりの旧地上線区間を往く。1979.8




あれから30数年・・・後継の8000系が登場して主役の座から降りて早や20年が
過ぎ、京阪に残るは1編成のみとなってからも久しくなりました。
形式も、3000から8000系の一員へ・・・・。
久しぶりに”再会”出来、乗車してからも3年以上、あとどれくらいか・・・と思いつつ、
関東の地から静かに見守りたいと思います。



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           丹波橋にて この後間もなく8030系へ改番。 2008.3.4


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           京橋にて 2008.3.4


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           整然と並んだ窓と片開きドアに、優等車の”貫禄”のようなものを感じました。2008.3.4