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651系「K202」と共に、原ノ町駅に留置されている415系1500番台「K534」編成。
いわきから667Mとして到着したのは、14時45分。震災発生1分前でした。

行先表示の「原ノ町」のまま、時が止まってしまったかのようです。


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国鉄末期から導入された415系1500番台ですが、この編成が落成したのは、1989(平成元)年とのこと。
折りしも、常磐線に華々しくデビューした651系と同じ時期であったかと思います。

1990年代、言い換えれば平成初期の常磐線に新風を吹き込んだ両者が
このような形で手を携えるとは、想像すら出来なかったかと・・・。

既に常磐線から651系は定期運用から撤退し、415系も引退が決まった。
孤立した鉄路は、来年末には仙台方向へは繋がる見通しが立ったとは言え
この地に眠る彼らが、かつての仲間たちと再会出来る日はもう来ないのかも知れません・・・



構内には、同じく行き場を失ったホキやチキも留置されています。
線路が繋がったら、EF81あたりが迎えに来てくれるでしょうか。
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駅構内を横切る跨線橋より、留置車両群を望みます。
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常磐線 原ノ町にて 2015年10月